The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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無になる
*主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。
じらされ過ぎてから苦痛を与えられる
それは主自身がじらすのをじっくりと楽しんで
その上痛みで苦しめてより極上の自分の快楽を得ようとしてくれるときで
それがわかるからじらされても素直に我慢し
我慢しきれなくなったら呻いてねだる
だけどそれだけで満足してくれる主ではないからさらに苦しまされ
その苦しみを全身で味わいながら無様に這いつくばってねだって
翻弄される苦しみを快楽にする私だけど
なのに、
ただ突かれてそれで
ありがとうございます
それしか言葉が出なくなる
気持ち良くない筈がない
ううんもし気持ち良い気持ち良くないを言うなら
気持ち良いなんてことがわからないくらい多分気持ち良過ぎる
気持ち良いことはそれは快楽なのだけど
気持ち良過ぎることは苦しみとそっくりだし
気持ちが良いと言うにはあまりにこれは圧倒的過ぎる
私の体は主のためのただの器官になり
ただただ涙がぼろぼろとこぼれて
ありがとうございますと勝手に言葉が口をついて出る
撫でられても突かれても打たれても噛まれても踏まれても
ただありがとうございますと繰り返す
何の抵抗も許されず
何の抵抗を思いもせず
何も想像せず
何も望まず
ただ主に使われるまま
ただ主を受け入れたまま
歓喜と業苦は等分だから
その調和の中で
私は無になって
全て主の命じるまま
全て主の望むままに
何の迷いもない、私はただ主の奴隷だ
続々・人形の体
わたしの人形はよい人形。
目はぱっちりといろじろで、
小さい口もと愛らしい。
わたしの人形はよい人形。
(from “人形” 作詞者不明)
私はそんな人形のような顔をしていない。
甘えた少女のような顔もしていなければ、
きりりとした大人の表情でもなく、
どっちつかずのような気もする。
だけど、この顔と体は、主に選んでもらい、主の好みを聞きながら丁寧に作った形。
だから多分、主は私のことを良い人形だと言ってくれるだろう。
わたしの人形はよい人形。
歌をうたえばねんねして、
ひとりでおいても泣きません。
わたしの人形はよい人形。
主が歌ってくれるだけで眠る筈もなく、
一人で置かれれば泣くし、いじけるし、わがままになるし。
やっぱり中身はちっとも良い人形ではないかな。
けれど、この人形にも良い所があって。
この体は主が叩けば赤くなる。
主が好む悲鳴と泣き声をあげられる。
この世界でこの人形の体だけが、主の好み通りで、思い通りになる体。
主がそう作ってくれたから。
私の体は人形の体。
もう変わることは怖くない。
どこへなりとも連れていってほしいと思う。
それができるだけ遠い所であることを願う。
私はそこでまた怯えるだろう、不安になるだろう、
だけどそれすらも望める。
もっと可愛がられる体になりたいと、それだけを思う。
何を気遣われることもなく、心配をさせることもなく、
主の全ての欲望を満たせる体になりたいと、ひたすら願う。
恥ずかしさ
私の体は主が作ったもの。
主が自分の好みと私の指向と反応を見ながら、色々なものを選び、丹念に手を加え、作り上げたもの。
その恐ろしいほど感じやすく作り上げた体を使って、主は私に、体と同じくらい感じる感受性を育てようとする。
だけど主が常に私に言うのは
「恥ずかしさを忘れないように」
「羞恥心をなくしてはいけないよ」
一年前も、今も、常に変わらず私に求めること。
なのに主はより恥ずかしいこと、より辛いことを私にさせて、
反応する体を嘲笑う。
自分の中のマゾヒズムを恥じる私は
それを咎められる安堵と、
そこからさえ快楽を得られる心への嫌悪で混乱し。
いっそ心などなくていい、
ただ主の道具でいられればいいと、芯から思う。
罵られながら、それでももっと強い苦痛と屈辱を欲しがってしまう淫らな私を蔑み、弄び。
少しずつ狂い崩壊していく姿をたっぷりと楽しみ。
そうして時間をかけて苛みながら、それでも主は私を
恥ずかしさを忘れ、よろこんで裸の体を開くような奴隷にはさせてくれない。
だから私はきっと、ずっと苦しみ続ける。
楽になれることなんて、きっと、ない。
それでも、主だけが私を罰し、許してくれるから。
主は私の恋人で、私の主人で、
私の神。