The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
- 2024 . 03 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
熱の滴
一ヶ月以上新しい記事をあげなかったら入った広告があまりに見苦しくて^^;
どうにかしないとと、とりあえず古い文章を。
1年以上前にGalsart Empireの写真展のために書いたものの加筆修正です。
・・・どうしてこんな酷いことを思いつくのです
「サディストだからな」
主の声が頭上から降って来る。
蝋の滴と一緒に。
何も見えぬまま闇雲にのたうちまわり逃げようとした私の頭を片手で抑えつけ、
主は苛立たしげに言う。
「動くな」
「動くと蝋が顔やあそこに落ちるかもしれないぞ」
・・・はい
悲鳴をあげれば主を喜ばせるだけ。
大嫌いな蝋燭を使われたのが悔しくて、私は必死で声を堪える。
ああだけど。
じりじりと芯が燃える音。
蝋が溶ける匂い。
熱。
私の大嫌いなもの。
ぽとりと落ちては、たーっと肌を転がり落ちていく滴。
熱い。
いくらそれがすぐに冷えていくとわかっていても、
落ちた瞬間の熱は痛みでしかない。
途切れなく降り注ぐ蝋。
たらたらと、ころころと、肩や腕に滴り、胸に溜まり、足をすべり落ちていく。
痛い。熱い。
この痛みは嫌い、耐えられない。
呻き、喚き、主に訴えた。
・・・熱いです
「熱いね」
・・・痛いです
「うんうん、痛いな」
・・・もういい、もうだめ、
ごめんなさい
「だめだ」
目隠しの布の下でぎゅっと閉じた瞼から涙が滲みだす。
・・・ごめんなさい
もう許してください
お許しください
「だめだ」
声をあげて泣いてしまいそうだ。
私はどうしてもこの苦痛が嫌いだ。
しゃくりあげそうになって歪んだ私の口を手で塞ぎ、
嗚咽を喉奥に封じこんで、主が私の耳元で囁いた。
「しおり」
「お前の苦しむ顔」
「興奮する」
・・・ああ
「興奮してこんなになってる」
だめ、そんなことを言わないでください。
想像してしまうから。
主の目の前に転がる、ぎっちりと縛られ、蝋に覆われて赤く染まった裸の女の体を。
触れもせず目で味わい、私の苦痛を舌なめずりするように愉しむ主の表情を。
・・・そして、主の生々しい男の興奮した体を。
・・・私は深く息を吐く。
痛みで硬直していた体からふわりと力が抜ける。
そう、縛られたときに縄に身を委ねたように、
降り注ぐ熱の滴に身を任せればいい。
ただ痛いと泣けばいい。
ただこの苦痛を受け入れればいいんだ。
・・・好きになりたいです
「ん?」
・・・ご主人さまが蝋燭を好きだから、私も好きになりたいです
そう好きになりたい。
主が楽しいから、
主が欲情してくれるから。
私は主が楽しいことが好きだから。
主が私で楽しんでくれることが大好きだから。
・・・好きになりたいです
蝋燭を見ただけでうっとりするくらい
好きになりたいです
好きになるようにしてください
「ふふ」
「可愛いこと言うな」
主の指先が胸元に触れる。
蝋で恐怖と苦痛に封じ込めた体から、丁寧に赤い蝋涙を剥がし、呼吸をさせてくれる。解放してくれる。
愛おしむように軽く乳首をひねりあげてくれた指が鳩尾から腹へと降りて、
足の間をなぞった瞬間に止まった。
・・・主の上ずった声。
「しおり、お前の体」
「すごい」
どうにかしないとと、とりあえず古い文章を。
1年以上前にGalsart Empireの写真展のために書いたものの加筆修正です。
・・・どうしてこんな酷いことを思いつくのです
「サディストだからな」
主の声が頭上から降って来る。
蝋の滴と一緒に。
何も見えぬまま闇雲にのたうちまわり逃げようとした私の頭を片手で抑えつけ、
主は苛立たしげに言う。
「動くな」
「動くと蝋が顔やあそこに落ちるかもしれないぞ」
・・・はい
悲鳴をあげれば主を喜ばせるだけ。
大嫌いな蝋燭を使われたのが悔しくて、私は必死で声を堪える。
ああだけど。
じりじりと芯が燃える音。
蝋が溶ける匂い。
熱。
私の大嫌いなもの。
ぽとりと落ちては、たーっと肌を転がり落ちていく滴。
熱い。
いくらそれがすぐに冷えていくとわかっていても、
落ちた瞬間の熱は痛みでしかない。
途切れなく降り注ぐ蝋。
たらたらと、ころころと、肩や腕に滴り、胸に溜まり、足をすべり落ちていく。
痛い。熱い。
この痛みは嫌い、耐えられない。
呻き、喚き、主に訴えた。
・・・熱いです
「熱いね」
・・・痛いです
「うんうん、痛いな」
・・・もういい、もうだめ、
ごめんなさい
「だめだ」
目隠しの布の下でぎゅっと閉じた瞼から涙が滲みだす。
・・・ごめんなさい
もう許してください
お許しください
「だめだ」
声をあげて泣いてしまいそうだ。
私はどうしてもこの苦痛が嫌いだ。
しゃくりあげそうになって歪んだ私の口を手で塞ぎ、
嗚咽を喉奥に封じこんで、主が私の耳元で囁いた。
「しおり」
「お前の苦しむ顔」
「興奮する」
・・・ああ
「興奮してこんなになってる」
だめ、そんなことを言わないでください。
想像してしまうから。
主の目の前に転がる、ぎっちりと縛られ、蝋に覆われて赤く染まった裸の女の体を。
触れもせず目で味わい、私の苦痛を舌なめずりするように愉しむ主の表情を。
・・・そして、主の生々しい男の興奮した体を。
・・・私は深く息を吐く。
痛みで硬直していた体からふわりと力が抜ける。
そう、縛られたときに縄に身を委ねたように、
降り注ぐ熱の滴に身を任せればいい。
ただ痛いと泣けばいい。
ただこの苦痛を受け入れればいいんだ。
・・・好きになりたいです
「ん?」
・・・ご主人さまが蝋燭を好きだから、私も好きになりたいです
そう好きになりたい。
主が楽しいから、
主が欲情してくれるから。
私は主が楽しいことが好きだから。
主が私で楽しんでくれることが大好きだから。
・・・好きになりたいです
蝋燭を見ただけでうっとりするくらい
好きになりたいです
好きになるようにしてください
「ふふ」
「可愛いこと言うな」
主の指先が胸元に触れる。
蝋で恐怖と苦痛に封じ込めた体から、丁寧に赤い蝋涙を剥がし、呼吸をさせてくれる。解放してくれる。
愛おしむように軽く乳首をひねりあげてくれた指が鳩尾から腹へと降りて、
足の間をなぞった瞬間に止まった。
・・・主の上ずった声。
「しおり、お前の体」
「すごい」
続・道具
そこは私自身にとてもよく似ていて
いつでもぬるぬると軟体動物のように蠢きながら飢えている
だから主がこうしてその道具を与えてくれると
やっと欠けていたものを埋められたようで
やっと虚ろな穴を塞いでもらえたようで
私の体はひどく歓んでしまう
主のものを飲み込むための場所なのに
そんな道具を突っ込まれて喘ぐはしたなさは
結局その空虚を充たしてもらえれば何でもよいのかと
主にそう見られているようで
簡単に言ってしまえばモノに犯されて感じる淫らを
咎められたいのか知られたいのか
どちらにしろ主に楽しんでほしいのはいつもと同じ
だから思いきり蔑まれていたい
その道具はこうして女の体の中を抉って狂わせるためだけにできているから
私も有無を言わせず快楽に叩き込まれる
主のものを目の前にしながら
いつも主に充たしてもらう場所を他のモノで満たされて
主で充たされるなら許されるのにそうでないモノで満たされて
それでもこの快楽に抗えない
私に使われた道具が私を狂わせる道具なら
私自身は狂って主を楽しませる道具
そうやっぱり主の快楽のための道具
もうはずかしいともやめてとも言えない
ただただもっともっと
あさましくほしがって
ぐちゃぐちゃに溢れさせ
びしゃびしゃとまき散らし
面白がってさらに酷くする主の手までぐっしょりと濡らして
どれだけいけば主は満足してくれるんだろう
どれだけいけば私の体は壊れるんだろう
えーと、近況ですが、また幽閉期間です。笑。私にストレスがないのでこの言葉はふさわしくないのですが、状態としては前回とは違って軟禁ではなく監禁に近いかな。
やっていることは普通から大分かけ離れていますが、中の私たちはいたって穏やかに暮らしていますので、どうぞご心配無く。主は鍵をかけたみたいで安心だねとにこにこと笑っていますし、とても嬉しそうでもありますので私もこの理不尽を面白がることにしました。
逆に今まで主にこの楽しみを我慢させていたんだなと少し反省もしています。主は元々強い主従指向だし、最初の頃は私を一人で外に出させず誰とも会わせなかったくらいだものなあ。ノーマルに見える外見に優しく温厚な性格だから私自身もうっかり忘れてしまうけれど、この人は主としては本来暴君だし(笑)下手に手加減する方が良くないことを知っている、筋金入りのRLサディストだものなあ。
という訳でしばらくはこの生活です。私に御用の方は申し訳ありませんが主akiraまでどうぞ。
tag : 玩具
道具
主の膝にじゃれついて遊んでいたら、
よしよしと撫でられる代わりに鞭で追い立てられ打たれて遊ばれた。
甘えて楽しんでいたはずが、楽しまれる側になってしまった。
予想を裏切られると緊張するし、緊張は快楽への集中の前触れだ。
主は首輪の鎖を引き、その道具に腰を下ろせと言う。
そこには突き出た男の性器をグロテスクに模したもの。
いやだと言うことは許されてないし無駄なこと。
だから小さく「それは苦手です」と言ってはみるものの、そんな言葉を聞く主ではない。
諦めて足を開いてそこにまたがり、場所を確認して手をついて目をつぶり。
まだ閉じた、けれどもうとろとろと溢れそうな決壊寸前の自分の性器に、それの先をあてた。
つぷり。そう開いてしまった後は、もう。
ずるり。ぬるり。体の重みで腰を落としてしまう。
ずぶりぐわりと私の中を押し広げ犯すそれ。
圧迫感。違和感。いくら蕩けていても感じる異物感、苦しさ。
快楽を得られる様に主に仕込まれたその器官が満たされた歓喜。
その全部を合わせても足りないほどの屈辱感。
こんなものを易々と飲み込んでしまう自分の体。
ぎゅっと目を閉じて首を振って、その恥辱をやり過ごそうとしているのに。
「目を開け」
「ほら、俺の目を見ていなさい」
主の声でようやく顔を上げ、目を開き。
その傲岸な視線に捉えられたら、もう私の羞恥心などひとたまりもない。
だけどさらにもろくも崩れるのは私の体。
意識よりもずっと快楽に従順で、主に服従すること自体が歓びだとよく知っている。
主の目を見ながら体に飲み込んだそれは、まるで主のもののような錯覚を起こさせる。
そうじゃないことをわかっているけれど、でも主の意思だ。
私を玩び快楽で辱めたいという主の意図。
狂う私を見て楽しみたい主を満足させようと勝手に思い込み、その気持ちにあっけなく屈服する。
私は主の上で腰を振る時よりももっとはしたなく体をうごめかせ、それに抉られて淫らに踊り、とめどなく何度でもいき続けた。
いくのなら許可を得ないといけない、勝手にいったら罰されると頭ではわかっているのに。
なのに体は止められない。
主の蔑むような視線さえ嬉しくて、まるで動力が備わった人形のように動き続け、体を道具にこすりつけるようにしてあさましく快楽を貪っていた。
私があまりにむざむざと溺れてしまったからか、
「簡単にいってしまうと面白くないな」
主にその道具から下ろされて。
さっきまで充たされていたのに、抜かれてしまったから。
その空虚を埋めようと、私は主の性器にむしゃぶりついた・・・と思う。
次の記憶はもう、呆れたような主の言葉。
「お前はほんとに快楽のための道具だな」
よしよしと撫でられる代わりに鞭で追い立てられ打たれて遊ばれた。
甘えて楽しんでいたはずが、楽しまれる側になってしまった。
予想を裏切られると緊張するし、緊張は快楽への集中の前触れだ。
主は首輪の鎖を引き、その道具に腰を下ろせと言う。
そこには突き出た男の性器をグロテスクに模したもの。
いやだと言うことは許されてないし無駄なこと。
だから小さく「それは苦手です」と言ってはみるものの、そんな言葉を聞く主ではない。
諦めて足を開いてそこにまたがり、場所を確認して手をついて目をつぶり。
まだ閉じた、けれどもうとろとろと溢れそうな決壊寸前の自分の性器に、それの先をあてた。
つぷり。そう開いてしまった後は、もう。
ずるり。ぬるり。体の重みで腰を落としてしまう。
ずぶりぐわりと私の中を押し広げ犯すそれ。
圧迫感。違和感。いくら蕩けていても感じる異物感、苦しさ。
快楽を得られる様に主に仕込まれたその器官が満たされた歓喜。
その全部を合わせても足りないほどの屈辱感。
こんなものを易々と飲み込んでしまう自分の体。
ぎゅっと目を閉じて首を振って、その恥辱をやり過ごそうとしているのに。
「目を開け」
「ほら、俺の目を見ていなさい」
主の声でようやく顔を上げ、目を開き。
その傲岸な視線に捉えられたら、もう私の羞恥心などひとたまりもない。
だけどさらにもろくも崩れるのは私の体。
意識よりもずっと快楽に従順で、主に服従すること自体が歓びだとよく知っている。
主の目を見ながら体に飲み込んだそれは、まるで主のもののような錯覚を起こさせる。
そうじゃないことをわかっているけれど、でも主の意思だ。
私を玩び快楽で辱めたいという主の意図。
狂う私を見て楽しみたい主を満足させようと勝手に思い込み、その気持ちにあっけなく屈服する。
私は主の上で腰を振る時よりももっとはしたなく体をうごめかせ、それに抉られて淫らに踊り、とめどなく何度でもいき続けた。
いくのなら許可を得ないといけない、勝手にいったら罰されると頭ではわかっているのに。
なのに体は止められない。
主の蔑むような視線さえ嬉しくて、まるで動力が備わった人形のように動き続け、体を道具にこすりつけるようにしてあさましく快楽を貪っていた。
私があまりにむざむざと溺れてしまったからか、
「簡単にいってしまうと面白くないな」
主にその道具から下ろされて。
さっきまで充たされていたのに、抜かれてしまったから。
その空虚を埋めようと、私は主の性器にむしゃぶりついた・・・と思う。
次の記憶はもう、呆れたような主の言葉。
「お前はほんとに快楽のための道具だな」
tag : 玩具