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私を苦しめるもの

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なぜ私は私を痛めつけ苦しめるものをこんなにも好きなんだろう。
どれだけ恐ろしいものかよく知っているのに、主がそれを取り出した瞬間は、いつもうっとりと見惚れてしまうんだ。


乾いているのに滑らかな、しっとりと鞣された丈夫な皮革。
ミンクオイルの香りを残して艶やかに光る、使い込まれた何条もの革。
美しいと素直に思う。


バラ鞭? 千条鞭? そんな名前さえ私は興味がない。
主が使いたいものを使うだけのこと。
私が何かを選ぶ余地はどこにもないのだから、名前など知っていても無駄なこと。




ひゅんひゅんと空気を切る音。


軽くそれを振りながら、「乗馬鞭や一本鞭は長く楽しめないからな」と主が言う。
ああ、今日の主は、女を酷く痛めつけて得る興奮よりも、じっくりと弄ぶ楽しみを選ぶのだなと私は理解する。


深呼吸する。
今日の主はきっといつまでも私をいたぶりながら喘がせて、自分が果てるまでたっぷりと翻弄しながら嘲笑うのだろう。


それに耐える覚悟を決めよう。
主を欲しくてどうしようもなくなっても、きっとすぐには与えられないから、それを堪える覚悟を。






120729_02.jpg







お尻、太もも、背中、胸。
強弱をつけ時に体重を乗せて、私の苦痛の度合いを計るようにスナップをきかせながら鞭を降らせる主。
久しぶりの、けれど馴染んだ痛みに慣れ始め、熱くなった皮膚がむず痒くなってきた頃に。


「こうして鞭打っていると」
「段々勃起してくるんだよな」



主の楽しげな声。


無意識に避けようとのけぞってしまう私の体、衝撃を受け止めるためにくねらせる腰。
それがサディスティックな気持ちを昂らせると言う。


そう囁いてくれるそのわずかな時間が、私に与えられた休息。
呼吸を整えて目を閉じた頬に、何かが触れた。


120729_03.jpg


温かくしなやかに、優しく。
何本もの革の帯が私の頬をはらりと撫でた。
さっきまで打ち据えていた私の体で温まったのか、オイルが甘く強く匂った。


・・・ああ


「ほら、嗅いでごらん」
「お前の体に絡み付いた革の匂い」



私は目を閉じたまま息をゆっくり吸い込む。
鼻腔に満ちるのは、どんな香水よりも私をうっとりと酔わせる革の香。


・・・ああすてきだ・・・


苦痛を訴えるために情けなく無様な形に開いてた口が、
唇を柔らかくして熱い息を吐き出す。
呼吸が吐息に変わる。
目を開き、頬ずりするようにして目の前に垂れ下がる革の感触を味わった。


私を痛めつけるもの。
苦痛の極で主と私を結びつけてくれるもの。


「お前は本当にこれが好きだな」
「痛いのが大好きな変態マゾ」



・・・・・


「ほら返事しろ」


・・・はい
そうです・・・




 

tag :

小さな宇宙






ここは鎖で吊り下げられた檻の中。


以前調えてくれたこの美しい建造物の中に、さらに小さな可愛らしい檻。


BDSMというよりはDID(Damsel in Distress)嗜好かな。
(日本語に訳すと何かって・・・そんなハズカシイコト自分で言えるもんか!^^;)


主がこの場所に吊り下げるために、色々と探し、これを売っている店を見つけて。
私にどの檻が好きかと聞いてくれて、選ばせてくれた。





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SLにはありとあらゆる檻がある。
牢のような飾り気のない檻、防音室のような檻、外から見えるものもあれば、全く見えないものもあり。
機能もロック、それをタイマーで解除、閉じ込められた人間が中から開くためのパズルのような問い、様々なものを搭載しているものが沢山ある。
主も今まで、私のためにいくつもの檻を選んできてくれた。



この檻にはロックの機能さえない。
私がRLVを使ってさえ、この中に閉じ込められて出られなくなる訳ではない。


けれどこれは檻。
勝手に出てはだめだと言われたら、その主の言葉が鍵をかける。



主がこの檻をあえて空中に吊り下げ、窓のそばに置いてくれたことを思う。
窓の外は何もない。ただ空だけが広がっている。
だけど時間が移ろい、日が昇り、日が沈み。
空の色が刻々と変わり、星空になり。時に月が動いていくのが見える。
明かり取りの窓が私の思考を自由に解き放つ。


ここは主が作った小さな宇宙。
私がここがとても快適だと言ったら、主までここで寛いでしまい。


そうして、このまま、二人きり。
ここは小さな宇宙。





~*Classical Chaos*~
主はこの檻を買ったのですが、昨日見に行ったらSlap & Dashのボードに同じ見た目のものがありました。
人数が集まれば、無料で手に入るのかな?

tag :

my favorite things


100210_01.png





Rain drops on roses and whiskers on kittens
Bright copper kettles and warm woolen mittens
Brown paper packages tied up with strings
These are a few of my favorite things



バラに落ちた雨のしずくに仔猫のヒゲ
ぴかぴか銅のヤカンにふかふか手袋
紐できゅっと縛った茶色の紙包み
それがわたしのお気に入り

(from “my favorite things” Oscar Hammerstein II /Richard Rogers)




載せるために訳を考えていたら、色々な言葉を考えては選ぶ作業が面白い。
my favorite thingsは、元々は映画Sound Of Musicの中で歌われた曲だけど、
Dancer In The Darkの中でビョーク演じる主人公が一人ぼっちで歌ったシーンも
せつなくて強く覚えてる。
どちらも知らない方はJR東海の「そうだ京都、行こう」CMの曲を思い出して。


・・・・・と、映画や歌の話をするのではなくてw



最近の、主と私のお気に入り


つやつやスキンにLoveBirdsのベッド
Poetic Colorsの瞳
それが私たちのお気に入り
These are a few of our favorite things.




スキンはクリスマスプレゼントに私が先に買ってもらい、
その後主のスキンも一緒に選んで。


二人とも、シェイプは前から使っていたものに手を加えているので
変えたことに気づかなかった友人も多く^^;

主は、いくつかのブランドを較べることすらしなかったものなー^^;
最初にデモでつけてみた今のブランドが、まったく違和感なく馴染んで
もう他を試さなくてもいいやと。


私のスキンの、主のお気に入りポイントは
「腹」だそうですw

「肌はつやつやだし、顔も(自分にとっては)当然いいんだけど」
「特に腹がいいw 腹の造形がいい^^」

と褒めてくれた^^;
それは褒め言葉としてはどうなのよ?w




100210_02.png





最近よく写真に出てくるこのベッドは、主が検索から偶然みつけたLoveBirdsのもの。


もう、ね、とにかくいいから!w
アニメの種類、クオリティ、色々な仕掛け(^^;)
もう、どれをとっても、最高。
ほのぼのもあればべたべたもあるし、主お気に入りのものだから
当然あんなことやこんなこともあるし。
(まだ全然使いきれていないのです^^;とにかくメニューが豊富で^^;)


主曰く「このベッドでご飯3杯はいけますw」
もうよくわからないw


あ、もしお店を見に行ってみる人がいたら。
お店の場所はadult区分です。年齢認証してない人は入れないのかな?






最後はPoetic Colorsの瞳。


私は長くGlanzの瞳を使っていて。
途中、色々な店のデモを試したり、あまりお値段がはらない所のは買ってみたり、
でもやっぱりGlanzが一番。
そう思えて、ずっと変えないできたのだけど。
スキンを変えた直後、その頃にたまたまみつけたPoetic Colorsの店を見に行って。


デモ代わりに置いてあったフリー品は、透明感にあふれた見事な青。
あまりに青が強過ぎて、銀と赤の首輪に赤い服が多い私には
どうにも似合わなかったのだけど。
壁の商品写真見たら、もうくらくらした。
どうしても欲しくなって。


お店の名前が『Poetic Colors - The Art of Eyes』ですよ^^;
瞳の芸術ですよ。
でもその名に恥じない。どの瞳も繊細で深く豊かな色。


外国の方が作る瞳は、瞳孔がとても小さいことも多いけれど
Poetic Colorのは程よい大きさ。
白目もまた不思議な陰影。
瞳のサイズも3種類が同梱されているし、もう文句無し。


でも、私がほんとにこれを気に入っているのは、自分のためじゃなくて。
主がここの瞳に替えたら、更にものすごく素敵になったから^^


主が以前から使っていた瞳は、白目がべったりとし過ぎて、
主の新しい方のスキンにはどうにも違和感があったのですよ。
それで、Poetic Colorに主もひっぱっていって。
好きな色を選んでもらって。


最初につけた時、本当にこうも変わるものか!(@o@)ってくらい
顔が変わったのです。
肌の質感に瞳がなじんで、すごくやさしい目に変わったの^^


(今、確認のためにお店に行って来たら、ヴァレンタインギフトの瞳が出たばかりだったらしくて、エライことになってた^^;)


When the dog bites,
When the bee stings,
When I'm feeling sad,
I simply remember my favorite things,
And then I don't feel so bad.


犬に噛まれたとき
ハチにさされたとき
悲しいとき
私のお気に入りたちを思いうかべてみる
そうすると、やっぱりそんなに悪くないさって思えるの






↓悪いことばっかりだけどねw でも大好きな人とお気に入りだけに囲まれて暮らしているのはしあわせ^^ だから今日もdon't feel so badで眠れる。悪いことがあった日はそれだけで十分^^ 今日もお願い応援拍手ぽちです^^

tag : 家具ファッションLoveBirdsPoeticColor

プロフィール

akira and shiori

Author:akira and shiori
米リンデンラボ社が運営するメタバース、Second Life(SL)の片隅で静かに暮らすサディストとマゾヒスト二人の日常です。
18才未満の方とBDSMに不快感を覚えられる方の閲覧をお断りします。

!!! attention !!!
・私たちのReal Lifeについてのご質問にはお答えいたしません。
・無躾と感じられる一行レス等は管理者の判断にて削除いたします。あらかじめご了承ください。

all photos are taken by akira3 Nemeth.
all articles are written by shiori Sorbet.

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