The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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思考回路
少し久しぶりに、じっくりと罰を与えられて、苦痛と快楽でのたうち回った後。
・・・こんなに我慢してると、途中から“我慢してるハイ”というか・・・
「はは」
・・・わかります?
「うん、わかるよ」
「痛がったり熱がったり、苦しんでるのを超えると、ふっと」
「ぐううっと、気が一瞬宙に浮くような変な感触があるんでしょ?」
・・・うん、そう。突然そういうのが来ちゃう
それで飛んじゃうんですよね
「うん、そこが危険でもあるのだけどね」
・・・なんというか、そこまでだって体が反応してないことはないんだけど
飛んじゃった後は、体の快楽はもちろんなんだけど、
精神的にもっともっともっともっともっとって。
もっと酷いことをされたいというのは、もっと試されたいということで
もっと耐えたい、なんでもする、なんでもできる、そう思える
「その一線を越えた辺りって、痛みと快楽との反応がしばらくわかりにくくなるから、よく見て慎重に痛みや熱さを与えたりしないといけない」
「でもその一線越えの表情がいいんだよ」
・・・*><*
「ふふ」
・・・その線を越えるのは簡単じゃないんだけど、
だけどそれが好き
そこまで行けて初めてちゃんと玩具になれたと思う
ちゃんと抱いてもらえたと思うし、
ちゃんとご主人さまに楽しんでもらえて快楽を味わってもらえたと思う
「マゾの思考回路の不思議で面白いところだ」
・・・一線を越えたときに自分がすごい淫らなことを言ってる、してるって
そうわかってもいるし、思ってもいるんだけど、何か別人なんですよね
本当にご主人さまの人形になりたいだけの何かというか、
自分は空っぽの器で、注がれて溢れ出すものこそが純粋というか・・・
・・・何か吐き出してるんですよね、きっと
「ああ、なるほど」
・・・うん、淫らになることは一種何か懺悔なのかも知れない^^;
「うん、そんなニュアンスもわかる^^」
tag : マゾヒズム
他愛のない会話
・・・マゾって贅沢だから、もっと自分の限界を超えたいって
もっと痛いのも耐えられる筈って思っちゃう
もっと酷くもっと惨くって
本当に耐えられなくなるまでいたぶられたいという憧れみたいなのが
常にあるのです
「ふふ」
「じゃあ次はそんな風にしてやるかな?」
・・・はい
何をされてもかまいません
受け入れられるようになりたいですもん
「よしよし」
「じゃあいたぶってやろうな」
「後悔するなよ、その言葉」
・・・はい。うれしい・・・
・・・面白いですよね、
いたぶられるって宣言されて、すごく安心するの
「はは^^」
「そこで安心してくれない相手だと困るわけだよ」
・・・???
「それだけ俺が信頼されているんだなと^^」
「でなければただのDVだし」
・・・ああ、それなら、まるっきり?まるごと?信頼してるもの
「信頼されていたぶられる相手と思われて光栄なんだよ」
・・・あは^^そんなの当たり前です
・・・でもおかしいのはね、
もっと酷くって思うくせに、痛みに耐えている最中はね、
こんな我慢してるのを褒めて褒めてって思う
外されたときなんて、もう、こんなに痛かったのー!でも我慢したのー!って
ものすごい褒められたい、よしよしってしてほしい
「そこがマゾの特徴だな」
・・・マゾの特徴?
「うん、褒めてって、酷いことをされてるのに、それを与える人に褒めてっていうところがね」
・・・あーーー、そうか!
酷いことしてる人なのか、褒めてって言ってる相手は!!
「今頃何をw」
・・・うーん、そうか、痛くされたり酷くされたり、
それが当たり前すぎて
苦痛を与えられること自体に不思議がなかったもので^^;
・・・そうかー、矛盾してることに気がついてなかったです
「そうだな、最初から理屈で考えたらおかしな部分で」
「だから変態って言葉でとりあえず表現してるのだけどな」
tag : 主かく語りき
慌ただしい毎日
したくてやること
したくて楽々とできること
したくてするけれどしんどいこと
したくなるためにしていること
しなければいけないこと
したいことだったのにいつの間にかしなければいけないことになったこと
しなければいけないことだったのにすべきことと感じられるようになったこと
しなければいけないのにどうしても気持ちが向かないこと
気持ちはあるのにそこまでの道程が遠過ぎてできなくなってしまったこと
したくないこと
誰にでもいくらでも色んなことがあるでしょう?
同じ様に
主の慌ただしさ
私の慌ただしさ
誰とでも同じように私たちも色々なものを抱え
目の前のささやかな数字を眺めながら
この瞬間の世界を思い
遠い海の向こうで何が起こっているか思い
そんなことを思うことに何の意味があるだろうと思い
けれど全ての場所は世界の一部だからと思う
どれだけヒロイズムに浸ろうとどれだけ虚無にとらわれようと
誰もただ70億分の1の一つであることはそれ以上でもそれ以下でもない事実で
この場所も確かに世界の一つ
体は今ここにある
だけど精神こそどんな瞬間の人間にさえ与えられた自由の手段で
日常の鎖どころか例え獄に囚われたときですら
私達はそれを奪われない
そして主は私の元に戻り
「ただいま」
と言う
私も同じように主の許に戻り
「おかえりなさいませ」
と言う
私をつなぎとめてくれる人。
遠くに行き過ぎた思考をなだめてもらいながら
心甘やかにやさしく、いつもの夜を過ごそう。