The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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ギフト
うちの庭にスケートリンクができて。
主がBax Coenの素敵なスケートシューズを買ってあげると私に言ってくれた。
普通のブーツのように、足と足首にプリムをつけるシューズ。
Baxの有名なショートブーツがそのままスケートシューズになったような、きりりとスマートな素敵な靴。
とても嬉しかったのだけど、ずっと考えて、それから
やっぱりいりませんって、お返事をした。
欲しいものはたくさんある。
ブーツなら今でも去年のRed Graveのものが素敵と思ってるし、COCOも素敵、もちろんBaxも。
それからLeezu!のドレス、Blacklaceのファーケープにcakeのレースのカーディガン、
ZAARAのスカーフ、Abyssのコルセット・・・
だけどみんな我慢してる。
私の体にはそういうプリムをつけられる余地がない。
首輪やカフ、一人のときも基本的には外すのを許されてないXciteのパーツでいっぱいの私の体。
だからスケートシューズのために足首のカフを外すのを許されることが、
逆にとても私には辛くなると思ったんだ。
スケートシューズのためなら外すことを許されて、
どうして着たい服のために外すことはだめなの?
今は冬で、手首や足首にプリムをつけないとバランスがとれない洋服ばかりだし
首に着けられる暖かくて可愛いマフラーやファーがたくさんある。
どうしてスケートシューズがよくて、それはだめなの?
私はきっとそう思い始めてしまう。
主は私を着飾らせるのをとても楽しんでくれるけれど、
日常と奴隷としての時間の間に境目はないし、
カフも首輪も外させない。
それは厳しく徹底している。
だから、せっかくの主の厚意だけれど、
やっぱりスケートシューズは欲しくないと答えを出した。
我慢することが辛くなるから。
私は主のもとに来るまで、もちろん着たいものを着てきた。
そうして自由に暮らしてきたのを捨てて、ここへ来て。
去年までのように私の行動範囲が狭く友人も少なかったなら、我慢することは容易かったけれど、
今はそうじゃない。
だけど、今の方が去年よりもさらに幸せなのも本当。
だから、我慢することを辛くしたくなかったんだ。
この幸せが大事だから。
そんな気持ちは黙っているべきなのかも知れない。
本当はシューズだって黙ってありがとうと受けとって、
それだけでもカフを外すことを許されるのを喜べばいいのかも知れない。
でも私はそのどちらもできなかった。
主の気持ちより自分のことを考えてしまう、まだまだ優しくない女。
奴隷が好きなものを身に着けたいと思うこと自体が論外だなんて主従ごっこ的な考え方は主にも私にもないけれど、
だけど全て手に入れたいというのも傲慢だろう。
日常と奴隷の時間をやわらかに行き来する私は、のびのびととても幸せ。
だけど、こうした時に正解がない分、迷う。
我が儘と自分の気持ちを素直に話すことの違いは、どこにあるんだろう。
難しいといつも思う。
本当は、主がいてくれることが、
主が私のために時間を使ってくれることが、
それだけで主が私に与えてくれるギフトなのに。
あなたという存在が、あなたが私に与えてくれる最大の贈り物。
当たり前になりがちな日常の中で、それだけは忘れちゃいけないと改めて思う。
↓久々に長文。自分の至らない所を書くのは難しい>< 今日もお願い拍手ぽちです^^
見てと願うことは
主が私を見ている。
主が私を見てくれている。
私はこの体が主の好みのものであることに感謝する。
主が好ましいもの、美しいものとして選び、毎日触れてくれる体。
私が何よりも気に入っている自分の体。
主はゆっくりとこの時間を味わってくれる。
自分の欲望をまるで強い酒を舌の上で転がすように楽しみ、
鎖でつないだ掌中の女を愛でてくれる。
『聞こえていないふりをして空を見上げたが、もっと可愛いといって欲しいと思っていた。
それを望むのは、卑しくて恥ずかしいことだった。
可愛さなんてどうでもいい。母といたとき、何度もそう思った。
人はそれほど美しくなくていい、愛されていればいい。
でも望まずにはいられなかった。美しくなるのが愛される道なら、わたしはそうする。』
(ジャネット・フィッチ著『扉』より)
こんな格好でこんな姿で。
それを見ないで欲しい。
けれど心の奥底では見てと思う。
思い上がるのは醜いこと。
見て欲しいと望むことは恥。
美しくありたいという気持ちは醜いものではないはずなのに、
どうして醜いなんて言葉が自分に浮かぶのだろう。
人の目を意識すれば醜いのか。
でも愛する人の目に自分が美しいものでありたいという願いが
どうして醜い?
では醜さと美しさの違いは何?
愛されたいと望むことは卑しい?
恥ずかしさや逡巡を口にする私に、主は笑ってくれる。
恥も何も感じないでいられるなら、それもまた良し。
けれど私はそうはなれないだろうし、主もそう望まないだろう。
それでも、私は主のためにこの体を作り上げたから。
こうして踊るあなたの好みの体は、きっとあなたの美意識にかなうから。
それが罪深くても。
どうか私を見て。
その目に浮かべてくれる柔らかな光を、どうかずっとそのままに。
↓考えると難しいです^^;言葉にすることはもっと難しい。いつかは上手に書けるといいな。今日も応援拍手ぽちお願いします^^
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