The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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身を包むもの
中旬からの無茶苦茶な忙しさで、気がついたら半月以上更新があいてしまった^^;
ご心配おかけしてごめんなさい。二人とも変わりありません^^
疲れていることが多いので、二人で引きこもっていることが多いのも変わらず。
だから、長い時間を過ごす家ではなるべくシンプルな格好をしていたい。
プリムの装着物が多い服はそもそも着られないし、
どれだけ露出が多くても主はOKというか・・・寧ろ積極的に薦めてくれますが^^;
せっかく主といるのだから、セクシーなお洋服でいたいとは思うのですが、
セクシーとなると、それはイコール格好いいお洋服のような気がして・・・
RLならありえないくらいの超ミニタイトのワンピースやドレスは素敵だし、
私もたくさん持っているのだけど、主と二人きりのときに着るには
ちょっとなんだか寛がない。
そう、RLでそんなものを着ようとしたら、常に背筋をぴんとのばして、
足の運びも気をつけていないといけない。
高いヒールの靴じゃないと似合わないようなお洋服はセクシーで素敵だし、
RLではそうして努力してこそ綺麗が生まれるのだろうけれど、
ちょっと今はSLでさえそういうものを着る体力がないみたい。
そうして頑張っているような、ある種攻撃的なセクシーさは
今はいらない、ほしくない。
それよりは柔らかな生地に身を包んでいたい。
生地の分量が少ないだろうというツッコミは甘んじてお受けしますがw
シルクやレーヨンのすべらかな肌触り、コットンやリネンのさらりとした心地良さ。
そうした生地の流れる様なワンピースのフレアやロインクロス(腰布)のドレープ。
体の中でも内腿や二の腕の内側は特に皮膚がなめらかな部分だから、
柔らかい布はそういう所にとろりとまとわりつき、滑っていく。
そのうっとりするような感覚を思い起こす方が、今は気持ちが良い。
体と布地の間の空間に、秘密を隠せる様でしょう?
主好みの、清楚な顔をした淫らな奴隷をめざすなら、
格好いいセクシーさよりも、その方がふさわしい気もするのです。
けれど、シルク屋さんも、もうかなりの数のお店を見ちゃったような
気がするのですよねえ・・・
少し、シルクの買い物難民^^;
良いシルク屋さん情報に飢えてます。
一度自分のLM集を記事にして出したら、私が知らない所を教えてくれるなんて
奇特な方、いらっしゃいませんか?^^;
拍手ぽちでも声をかけて下さる方がいらっしゃったら、本当に記事作ります!w
と、そんなことを書きつつ。
本日、ものすごい不調にて全く出歩けません。
わずかな段差も降りられないというか・・・降りようとすると転げ落ちるorz
前回こうなった時は首輪のアップデートで直ったので、今夜はまず
主にReal Restraintのお店に連れていってもらわないと・・・。
ガラパゴス化
仕事で私が遅くなった夜、先にインして外出していた主をこうして出迎えた。
「Blacklace(二人ともお気に入りの下着屋さん)から新作が出てたから、見に行って来たよ^^」
どうでした?素敵なものありました?
「良いのは良いんだけど」
「最近はあれでも刺激が少ないw」
^^;
「だって、家に帰ればこれだもの」
レイヤーの服は脱がされ、かわりにニップルピアスに、ビーズの飾り。
最近の私の一番のお気に入り。
「下着が普通に見えてくるw」
こういう服ばかり選んでくる自分の変化の仕方は、一種のガラパゴス化のような気がするというと主が大笑いした。
ヨーロッパのボンデージも着るし普通の洋服も着る。Goreanでもない。
だけどここでの普段着はシルク。
それも、よくある長いひらひらの布の彩度の高い色のシルクではなく、金属の飾りも少ないものがいい。
その上レイヤーのシャツだけでも嫌、プリムブラだけでも嫌、こうしてボディジュエリーもついているものがいいという我が儘。
「うん、確かにしおりが選ぶシルクはハリウッド的でもなく、ヨーロッパ的でもない。オリエンタル^^」
「他にはあまり見ない。やっぱりガラパゴス化w」
そう、うちに引きこもってばかりの私ならではの変化なんだろうな。
ロールプレイシムに行くこともないので、好きな色のシルクを着る。
アダルトエリアで他のslaveを見ることもないから、奴隷の普段着がどんなものなのかわからない。
ただ自分が着たいものだけを着てる。
自分が着たいものは大抵主が喜んでくれるかな?というものだから、その結果が家庭内露出狂になってしまったのだろう。
この写真で着ているシルクは、見た目はまったく豪華な衣装ではないのに、値段は高価なドレス並み。
首輪やカフの邪魔になるプリムの多い服は着られない、冬なのにブーツも履けない私に主が許してくれた贅沢がこれだ。
ガラパゴス化しているのはきっと服装のことだけじゃない。
私たちの生活自体がガラパゴス化してるのかも知れない。
でもそれも一つの暮らし方。
この世界での一つの生き方。
今さら別の愛し方も愛され方も選べないよ。
***本文だけでは少々わかりにくいかも知れないので***
・ガラパゴス化・・・「世界の流れとは全く違う方向に発展すること。大陸からは隔絶された環境にあって、動植物が独特の進化を遂げた南太平洋のガラパゴス諸島になぞらえてこのように呼ばれている。」はてなキーワードより。
・Gorについて・・・リンクさせて頂いているamiko*amikikoさんのこちらに詳しく書いてあります。
匂い立つもの
主の前に跪く。
今日の衣装は主が選んで買ってくれた服。
主は「いいね」と笑い、私の前に座り、「よく似合うよ」と軽く頭を撫でてくれた。
体の線が出る服を着た時に感じるもの。
禁欲的に全身をぴったりと包むキャットスーツは、シルクのような裸に近い衣装の時とは違う恥ずかしさがある。
覆われた部分で感じる拘束感と高い湿度、自分の熱。
ひそかに封じ込める淫靡な望み。
そこだけ開いた胸元の皮膚を撫でる空気の動きは、素裸のような心もとなさと、その不安が隠しもつ開放感を感じさせる。
・・・感覚が研ぎ澄まされていく。
ひんやりとしている筈の胸の間を、汗がひとしずく流れていく。
胸は女の体の形そのままに丸くふくらんでいるのに、谷間のようなそこだけは肌のすぐ下に骨がある。
薄い皮膚の上を、滴がころころと転がり落ちていく。
女ならわかるはずのその軽やかな感触。
私は小さく声をあげてしまう。
全身の神経を張りつめて堪えていたのに、そこからまるで何かが溢れてしまった時のよう。
言い訳もできず取り返しもつかない。
そんなどうしようもない恥ずかしさと、もう取り繕うこともできず崩壊するよう瞬間のような開放感。
ラテックスに閉じ込められた色々なものがそこから強く匂い立ったようで、私は思わずうつむいた。
主が首輪の鎖を確かめ、揺らしては遊ぶ。
鎖でつないだからといって、出かけると決まっている訳でもないし、必ず歩き回る訳でもない。
ただそういう時は、そのくらい手近に置くのが当然と所有権を無言で主張されているような気がする。
だから私は従順に膝を開き、腕を頭の後ろで組み、上半身を反らす。
手を差し入れられるように切りとられた胸元。
こうして胸を張ればきっと少しでも形がきれいに見えるからと、少し息をはずませながら、私は背筋を伸ばす。
開いた胸元から、ふわりと立ち上ってくる。
もうごまかしようもない、欲情した匂い、熱。
それを恥じながら、私は肘を大きく左右に開き、主の手を待つかの様に胸を開いたまま堪える。
触れてくれと言わんばかりの姿。
自分がどれだけ淫らに見えているだろうと思う。
だけど、はずかしがって背中を丸めた無様な格好よりは、主に愛され大切にされている奴隷にふさわしい姿勢だろう。
私は喘ぎを殺しながら従順に目を伏せる。
主は笑って、扇情的に盛り上がった肉を掴み、平手で打ち据えた。
tag : ファッション