The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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「はい」「ありがとうございます」
「はい」
「ありがとうございます」
主から最初に教わった言葉。
自分に従え、お前の返事はこれだけだと教え込まれた言葉。
何をされてもそう答えるのだと教えられた言葉。
「はい」
「ありがとうございます」
毎日そう答えながら、私は時々不安になる。
色々な「はい」「ありがとうございます」があって、
その中にさらに色んな自分がいる。
本当に嬉しくて言えるとき、
素直に感謝しているとき、
嫌だけど言わなければいけないからと習慣から口にするとき。
主に「ありがとうございます、だろう?」と叱られ、
泣きたいような気持ちで嫌々ながら答えるときもあれば、
叱られることや嫌々答えさせられること自体を
ひっそりと暗く愉しんでいることもある。
与えられた苦痛や屈辱に対して「ありがとうございます」と答えることで
受け入れさせられる被虐を舌なめずりするように味わい、惨めさに甘く溺れる。
服従を強制させられている実感にうっとりと酔いしれる。
苦痛や屈辱が深ければ深いほど、囚われた奴隷であることの快楽も深い。
でもたまに、恥辱や苦痛が自分の限界を超えたとき。
私の中で何かが崩壊してしまったとき。
そんなときの「はい」「ありがとうございます」は、ただ自動的に出てくる言葉。
何も考えず、考えられなくなっていることも感じず、真っ白な意識でただ淡々と従う。
恐怖もない。羞恥心もない。屈辱も感じない。
苦痛や快楽に声をあげていても、何の感情もおきない。
全てをただ当然とだけ受け入れ、何も望まず、何も感じず、ただ言いなりになるだけの人形。
目の前にいる主も遠く、自分すらも遠い。
こんなに色んな「はい」「ありがとうございます」があるのに
私は主に自分がどの状態で「ありがとうございます」を言っているのか、
ちゃんと伝えきれているんだろうか?
私はとても不安になる。
それでも私は今日も「ありがとうございます」と繰り返すし、
さらに苦しみながら言わされることを望むだろう。
耐えられないことを耐えられるようになり、それに感謝するようになる。
主がその変化を愛で、楽しんでくれるから。
拒むようなことを感謝して受け入れさせる、
その歪みを私に与えてくれることに感謝するから。
昔の写真と較べてみたら
この所慌ただしかった主が、少し前の写真をまとめて渡してくれた。
一枚ずつ見ていて、あれ、この写真、なんだか覚えがある・・・と感じたのが上の写真。
過去記事を見直して、やっとみつけたのがこの記事の、下の写真。
同じ場所で同じように鎖でつながれて、主の足許に座っていた。
これを書いたのは一年以上前だけど。
随分肩に力が入っていたんだなと思う。
必死で背筋をのばして、肩をそびやかして、他人の目を気にして、随分無理もしていたんだなあ。
1年前と今、主も私も髪型や洋服が変わったくらいで、スキンは変えていないのだけど。
どうしてだろう、最近の私たちはなんだかとても似ている気がする。
初めてそう思ったのは、Luvさんが撮ってくれた私たちの写真を見た時。
まるで兄妹のように雰囲気が似ているように見えて、主と二人で大笑いしてしまった。
今も一年前と変わらず、首輪とカフを当たり前に身に着けて、当たり前に膝をついて座る。拘束された生活であることは何も変わっていないけれど。
自分は自由だと思えた一年前よりも、今はもっと自由で、深く安心してる。
「嫌いにならない?」「嫌じゃない?」と聞くことも少なくなったし、
主から「バカヤロ」と叱られることもなくなった。
(今明かす真実(w)1年と少し前には何度もそう怒鳴られてた^^;)
穏やかに静かに、こうして主の足許で、ずっと過ごしていこう。
私たちの暮らし方はもうこのスタイルから変わることはないだろう。
だけどその中でも、あれだけ変化を恐れた私が、もう怯えることもなく、自分の気持ちの有り様の変わり方を素直に口にできる。
主はそれを「嬉しい変化だな^^」と言ってくれる。
こうしてしっかりと見守られていると信頼している限り、私の変化は主の想定と望みの範疇なんだろう。
そう思える。
↓寒くて寒くて^^;着る服に悩んでしまう毎日ですが、でもなぜか新しい建物ではもはやシルクとも言えないようなのばかり着てます^^;それはまたその内に・・・今日もお願い拍手ぽち^^
人形の体
(毎度お馴染み、写真と文章は関係ありません^^;)
主が、次は私の体をどう変えるつもりなのかを話してくれた。
私はそれに対して、とても不思議な気持ちになる。
私の体は私のもののはずなのに、主が色んなことをすることができて、そうしたら、私の体は変化してしまう。
主がもっと遊べるように、楽しめるように変化してしまう。
私のもののはずなのに、私のものじゃない。
私の体は人形の体だと思う。だけどそれは嫌じゃない。
空っぽだけど空虚ではない。むしろ清々しいような、不思議な気持ち。
そう言うと、主は笑った。
「それは受け入れることしか許していないから^^」
「それが引き起こす体の変化も心の変化も」
「しおりが僕の奴隷でいるための要素だね」
・・・はい。
・・・そう、体が変わるということは、心も変わるということ・・・。
「そのときにどんな風になるか楽しみ^^」
・・・><
怖いんですよ?これでも><
「うん。だから急いでないでしょ^^」
はい;;
「いきなりでもいいんだけど」
「そんなにしなくても、提示して心の準備させるのも楽しいし」
「その方がすんなりといって、安心して行為をさせられる^^」
私は主の首に手をまわし、ぎゅっと抱きついてみる。
「よしよし^^」
背中をとんとんと叩いてくれながら、主が答えてくれる。
「ついておいで^^」