The Red Room
BDSMだけど穏やかな、二人で暮らす日々。
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ガーゴイルのテーブル
模様の入ったガラスの天板が美しいこのテーブルは、やっぱりRELICのもの。
主自身が「もうこれで終わりにしなきゃ^^;きりがないね」と言いながら、気に入って手に入れた。
足は2頭のガーゴイル。
並べるかな?と這ってうろうろしていたら、主がガーゴイルの間に私が入れるようにしてくれた。
ガラスだから見えて楽しいと喜んでくれた。
嬉しくなってぱたぱたとガーゴイルの周りを這いまわっていたら、主に笑われて正座させられた。
「プチ書斎みたいだ^^」とご機嫌な主。
私はじっと主を見上げてみる。
ソファもラグも同じくRELICで主自身が選んで買ったもの。
私がずっと憧れていたものたちを主が気に入ってくれて、今、こうしてそれに囲まれて二人で過ごせるしあわせを噛みしめてみる。
でも主にかかれば、それだけですむはずがない。
テーブルの上に乗れと命じられて。
横になれと命じられて。
私が動けなくなるように、足の間にキャンドルを立てられた。
そう、拘束するためには、何も鎖や縄がどうしても必要なわけじゃない。
動いたらキャンドルが倒れるのに、動ける人はいない。
私は自分の意思で動けなくなる。
声をあげれば、その体の震えでキャンドルを倒しそうだから、ただ口を開き、浅い呼吸を繰り返すだけ。
主の手が私の体にゆっくりと触れ、服をはぎとっていく。
足の間の布一枚を残し、それがどれだけ男の目には淫らな格好か、じっくりと私に教え込む。
神経が研ぎ澄まされていく。
主に見つめられたまま、私も視線をそらすことができない。
主は自分でコレクターと言って笑うくらいには、色々なお道具を持っているけれど、でもこの人は本当はそんなものがなくても平気なんだと、私はいつも思う。
主ならこうしてキャンドル一本で私の自由を奪うこともできるし、言葉だけで私を狂わせることもできる。
私の体には色々なものが埋め込まれているし、主はそれを使って十分に楽しんでいるけれど、でも本当はそれもなくても平気なんだろう。
道具がないとサディズムを満たせないほど、主の欲望は簡単じゃない。
この贅沢で美しいテーブルを、主に蔑まれながら私はたっぷりと汚してしまう。
はずかしさでぐちゃぐちゃになった私を「いい玩具だ」と主は笑った。